ミニ写真集:庭の花

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ミニ写真集:庭の花

私が住む築30年以上の賃貸の文化住宅と隣の家の間に幅2mほどの細長い空き地がある。また家と道路の間にもわずかばかりの土の部分がある。10数年前に引っ越してきたときは、どちらも雑草が生い茂っていたが、大家さんに了解を得て、草花を育てることにした。
最初の数年は、毎年表面の土を20〜30p掘り返して、小石を取り除き、近くの川から肥沃土を運んで入れ替えるようなことをしながら、草花が育つ環境に変えていった。
ここ数年は忙しくて、土の手入れまでは行えていないが、四季折々にいろんな花が咲くように、最低限の手入れをしている。

【2010年】
朝顔 朝顔 朝顔
(左)朝顔(8月25日)        (中・右)朝顔(8月24日)

朝顔朝顔朝顔


朝顔(8月23日)


朝顔 朝顔 朝顔
朝顔(8月21日)
朝顔 朝顔 朝顔
(左・中)朝顔(8月16日)                            (右)朝顔(8月18日)
猛暑のせいか、今年は朝顔がなかなか花をつけてくれなかったが、8月も半ばになってやっと今年最初の花を咲かせた。そのあとは、いつもの年のように根のところに蟻に巣をつくられて成長が止まるというようなこともなく順調に花をつけていってくれたので、色とりどりの朝顔を楽しむことができた。

ゴーヤ ゴーヤ ゴーヤ

ゴーヤ(8月9日、7月26日、8月2日)

今年はゴーヤの種を20粒ほど蒔いたが、去年熟れ落ちた実から勝手に発芽したものも入れると30本くらいはツルを伸ばしていったので、過密状態で栄養の取り合いとなって、みんなヒョロヒョロと伸びていた。そんな状況でもいっぱい実をつけていたので、今年は毎日ゴーヤが食べられると喜んでいたのだが、例の猛暑のせいで、成長が途中が止まってしまって、ナスの大きさくらいよりは大きくなってくれなかった。それでも、全部で30本ほど収穫することができた。黄色く熟れたものは、捨てるには惜しく、ピーマンみたいに網焼きして、かつお節を振り、しょうゆをかけて食べた。人にすすめるほどのおいしさではないが、まあ、そこそこにおいしく食べることができた。

タチアオイタチアオイ

(左)タチアオイ(7月26日)
(右)タチアオイ(7月15日)


タチアオイは、梅雨入りに合わせて最初の花をつけ、そのあと、ほぼ毎日のように、下から上に向かって順番に花を咲かせていき、そして、てっぺんの花が咲き終わると、いつもの年と同じに梅雨が明けた。

ミニトマト(花) ゴーヤ(花) ガウラ
(左)ミニトマトの花(7月12日)  (中)ゴーヤの花(7月8日)   (右)ガウラ(白蝶草)(7月8日)
ミニトマトは、小さな星のような、黄色い花をつける。
ゴーヤは、実からは想像できないようなかわいらしい、黄色い花を咲かせる。
ガウラは、細い枝先に白い清楚な花をビッシリとつけ、風にそよぐ様は、白蝶草の名の通り、蝶が舞っているようである。

フロックス フロックス
(左)フロックス(7月12日)      (右)フロックス(6月28日)
フロックスは、なでしこの花に似ていて、別名、ききょうなでしこ(桔梗撫子)。原産地はアメリカ合衆国テキサス州とのこと。田舎のよその家の庭に咲いていた花の種をとってきて蒔いたものだが、毎年旺盛に花をつけてくれる。

タチアオイ タチアオイ タチアオイ
タチアオイ(6月30日)

タチアオイタチアオイタチアオイ

(左)タチアオイ(6月14日) (中・右)タチアオイ(6月15日)

わが家の庭のタチアオイが6月14日の朝、2輪、花を咲かせた。朝から小雨で、近畿地方はその日、例年よりも1週間遅れの梅雨入りとのこと。近所の家の庭のタチアオイはすでに先のほうまで咲きそろっているところもあるが、わが家のタチアオイは季節にピッタリと合わせてくれた。
夕方、写真を撮るときには4輪に増えていた。
多い年には10数本のタチアオイが色や形の異なる花を咲かせて競い合うのだが、昨年に引き続き今年も本数は10本に満たなかった。それでも、7月中旬の梅雨明けまで毎日のように花を咲かせて、庭に彩りを添えてくれた。

ガウラガウラコレオプシス

(左・中)ガウラ(6月15日)
(右)コレオプシス(6月4日)

ガウラ(白蝶草)は、いつもは垂れるままにしていたのを、今年は紐で束ねた(左)ので、まっすぐ上に向かって伸びている。
コレオプシスも、風が吹くとすぐに倒れてしまっていたので、今年は早めに支柱を立て、ビニール紐を張り巡らせて予防したこともあって、いつもの年以上にすくすくと生い茂ってくれた。

ビワ ビワ
(左)収穫したビワ(枇杷)の実(6月16日)   (右)ビワ(枇杷)の木(6月5日)
わが家のすぐ前には公園があって、そこには樹齢数十年という大きなケヤキの木が何本もあり、そこをねぐらにしているカラスが何十羽もいる。
毎年、ビワの実が少しずつ色づいていき、あと1、2日でそろそろ食べごろだと思っているころにそのカラスが集団でおそってきて、あっというまに食べ尽くしてしまう。新聞紙で作った紙袋をかけていても、カラスはくちばしで上手に袋を開けてしまうので、あまり効果がない。今年もカラスのエサになるのかと半ばあきらめていたが、今年はケヤキの木が冬の間に枝打ちされて丸坊主になっていて、巣が作れなかったせいでカラスが姿を消していたこともあって、幸運なことにまったく被害にあわなかった。
なので、今年は、実の数で数えると200〜300個のビワを堪能することができた。
種は冷蔵庫にためておいて、たまったところで重曹を加えた湯で煮て軟らかくし、そのあと砂糖を加えて煮つめて「甘露煮」にして食べた。
ビワの実は、民間療法ではガンに効く薬としても知られている。

ビワの種の甘露煮 レシピ

ビワビワガウラ

(左)ビワ(枇杷)の木(6月5日)
(中)ビワ(枇杷)の木(6月4日) (右)ガウラ(6月4日)

今年は枇杷の実がたくさんなった。昨年は「裏作」で、ほとんど実をつけなかったので、今年は期待していたのだが、期待通りでとてもうれしい。でも、そろそろカラスが突っつきにくるころである。

ビワの木は、引っ越してきた年(1996年)に、友人にもらって食べた茂木ビワの種を何個か道路沿いの土にまいたら、そのうち5本が芽を出し、グングン成長して、4、5年前から実がなるようになったもの。

ビワは、普通、種をまいてから実がなるまでに10年以上はかかると言われる。地方によって、いろいろな言われ方をされているようで、「桃栗3年、柿8年」に続いて「ビワは9年でなりかねる」と言うところもあれば、「ビワのばかやろ、13年」というところもあるとのことである。

ちなみに、ネットで調べてみたら、「柚(ユズ)は遅くて13年」「梅は酸いとて13年」「梨のばかめが18年」「クルミの大ばか20年」「リンゴにこにこ25年」「銀杏のばかやろ30年」などなど、地方によって、実にいろいろな言い方がされているようで、とても面白い。

ところで、5本のうちの2本は、芽を出してから3年目の若木のときに、友人の引越祝いにプレゼントして、軽トラックで運ばれ、今は石川県加賀市の古い家の広い庭で伸び伸びと葉を茂らせている。

わが家に残った3本のうち、1本は数年前から実をつけてくれているが、あとの2本は、「ビワのばかやろ、13年」を超えた今も、なぜかまだ実をつけてくれない。


コレオプシス ランタナ コレオプシス
(左)コレオプシス (中)ランタナ(5月29日) (右)コレオプシス(5月21日)
今年もコレオプシス(特攻草)が咲く季節になった。
コレオプシスとランタナは、梅雨に先駆けて咲く初夏の花である。

【2009年】

ビワの花 ビワの花 ビワの花

ビワ(2009年11月21日)

神戸に住んでいたときから育てている鉢植えのビワ(枇杷)の木。尼崎に引っ越してきてから実をつけるようになり、3鉢合わせて、多い年で50個以上実をつけるようになっている。

コギク コギク コギク

コギク コギク

コギク(2009年11月21日)






コギク(小菊)は、自然交配するようで、毎年、いろんな色の花を咲かせてくれるので、楽しい。また、花びらも、一重から八重まで多様である。写真上段右は「筒咲き」。繁殖力が旺盛でなので、他の草花の領地までどんどん浸食してしまうので、困りものでもある。

ヒガンバナ ゴーヤ

(左・中)ヒガンバナ (右)ゴーヤ (2009年9月22日)
ヒガンバナ(彼岸花)は藻川の河原から抜いてきて植えた1株が毎年増殖して、ここ2、3年は10本以上花を咲かせてくれるようになっている。ゴーヤ(苦瓜)はこの夏も10数本実をつけて、食卓を飾った。

ヒマワリ アサガオ アサガオ

ミニトマト

(上左)ヒマワリ(2009年8月19日)
(上中・右)アサガオ(8月16日)
(下)ミニトマト(8月10日)
アサガオ(朝顔)もミニトマトも最初の年は見事な花や実をつけたが、連作障害を起こす植物のようで、少しずつ場所を変えて種をまいているつもりだが、初年度に比べるとどうも思うように花や実をつけてくれなくなっている。


タチアオイ タチアオイ タチアオイ

フロックス

(上)タチアオイ
(下)フロックス(2009年6月22日)
梅雨の始まりとともに根元近くから花を咲かせはじめ、てっぺんの花が咲き終わると梅雨が終わるというタチアオイ(立葵)。毎年いろんな色の花を咲かせてくれていたが、2009年は葉が虫に食われて、あまり育たなかった。
フロックスは毎年いっぱい花をつけてくれる。


ガウラ コレオプシス ランタナ
(左)ガウラ (中)コレオプシス (右)ランタナ (2009年5月23日)
ガウラは、別名、白蝶草。コレオプシスは、この花が咲いている時期に南の島から特攻機が出撃していったので、彼の地では「特攻草」と呼ばれている。ランタナも含めて、みな、生命力の強い花である。

アンズ フキノトウ<
(左)アンズ (右)フキノトウ (2009年3月12日)
アンズ(杏)は、田舎の家に昔からあった杏の木になった実を送ってもらって食べたあと、種を植木鉢に植えたら、芽が出てきて大きくなったもの。数年前から何個か実をつけるようになっている。田舎の杏の木はその後枯れてしまったので、子ども時代の思い出の残る貴重な木となっている。

ミニ写真集:庭の花〔2008年〕:朝顔、アンズ(実)、ガウラ、ゴーヤ、コレオプシス、タチアオイ、彼岸花、ヒマワリ、ビワ(花・実)、フロックス、ミニトマト、ランタナ、ルドベキア
ミニ写真集:庭の花〔2007年〕:朝顔、ガウラ、黄花コスモス、コレオプシス、三尺バーベナ、タチアオイ、彼岸花、ヒマワリ、ビワ(実)、ミニトマト、ルドベキア
ミニ写真集:庭の花〔2006年〕:朝顔、アンズ、オクラ、黄花コスモス、サルビア、タチアオイ、ヒマワリ、フキノトウ、ミニトマト
ミニ写真集:庭の花〔2005年〕:朝顔、アメリカオニアザミ、ガウラ、小菊、コスモス、コレオプシス、三尺バーベナ、タチアオイ、ヒマワリ、ビワ(実)、フロックス、マリーゴールド、ミカン、ミント、ランタナ、ルドベキア

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