男はもっと生活力を、女はもっと経済力を

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「男はもっと生活力を、女はもっと経済力を」
(兵庫県男女共同参画審議会第2期委員公募原稿)

「男女共同参画社会の実現」に向けて、いまいちばん強く求められているのは、「男女がともに仕事と家庭の両立ができる社会」の実現であろう。

そのためには、職場の変革、つまり経済界をはじめとする政治・経済全体の大変革が必要である。
それとともに、男性一人ひとりの意識改革が必要で、そのことに官民あわせて取り組んでいかなければならない。

そこで、いま早急に取り組むべき重要課題を二つあげたい。

一つは、男性が育児休業をとりやすい職場環境づくりである。
あと一つは、団塊の世代の退職後の地域社会へのソフトランディングに対する支援である。

最初の、男性が育児休業をとりやすい職場環境づくりは、少子高齢社会における社会保障制度の充実や経済的な活力のための最重要課題である「少子化対策」の重点施策ではないかと思う。
企業に対する働きかけとともに、「次世代法」にのっとって、県独自の企業支援策を策定すべきである。

また、県職員に対する男性の育休取得率の目標を設定し、確実な「消化」を促し、民間企業に対して見本を示す必要があろう。

二つ目の、団塊の世代の退職後の地域社会へのソフトランディングに関しては、団塊世代の男たちが2007年から定年退職期を迎える。

団塊世代の男たちは、「性別役割分業」に対して頭では理解を示しながら、実際にはこれまで「会社人間一筋」に生きてきた人たちが多い。

そのような男性がそのまま家庭に戻ってくれば、夫婦間、家族間、あるいは地域でさまざまなトラブルが生じるのは目に見えている。
まわりの者はもちろん、本人も大変である。

そこで、かれらが、家庭、及び、地域にソフトランディングできるような各種の講習、講座が必要になってくる。

つまり、団塊の世代に対する「ハッピー・シニア・ライフ準備講座」としての「男の生き方セミナー」「地域での仲間づくり講座」の継続的な開催である。
退職してからでは遅すぎるので、退職前のいまが重要である。

自治体での取り組みだけでなく、企業に対しても、出前講座なども含めて、同様のセミナーの開催を強く働きかけていく必要がある。
                                                        (2004年8月)


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「人が集まる男性講座の作り方
 〜男たちは何を求めているの
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男女共同参画・男の生き方・吉田
 清彦論稿集
 *「男はもっと生活力を、女はもっ
  と経済力を」
  (兵庫県男女共同参画審議会
  第2期委員公募原稿 2004.8)
 *「2007年問題」ってご存知です
  か?(摂津市立男女共同参画セ
  ンター・ウィズせっつ情報誌「ウィ
  ズレポート」Vol.14(2005年3月))
 *「がんばらない生き方のすすめ
  〜会社人間から生活人間へ〜」
  (鳥取県男女共同参画センター
  「よりん彩」第23号 2007.3)

関連記事
 *はいじ:男性向け講座(2008.2)

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男・おひとりさまの老後の生き方
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  「ひとり住まいの健康管理〜健康
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吉田清彦プロフィール
  E-mail:ptokei04@s5.dion.ne.jp
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