ジェンダーとメディア/CM講座 受講者の感想

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新潟市男女共同参画推進センター 女性の生き方講座
オンナ・性・カラダ〜今、見つめ直すとき〜@
公開講座 CMの中の女と男(2009年10月6日(火)) 受講者の感想

【とても勉強になった】
あっという間の2時間で、講師の方のパワーがとても心地よかった。2時間、集中できた。目で確認して、感想を言い合って、人の考え方にまた発見があって、楽しかった。

とても刺激的な時間で、よかったです。CMについて見落としていた点も教えていただいて、面白かったです。

今まで見過ごしていたCMの中のジェンダーバイアスに気づかされました。黙っている、あるいは、あきらめていないで、発信していくことが大切と思いました。
メディア・リテラシー教育は皆が受けるべきだと思います。

今回の講座に参加して、男と女の役割を考える機会(きっかけ)となった。普段、何気なしに見ているテレビCMについて考えることができ、大変勉強になりました。

テレビの影響力の大きさに気づかされた。

【年代の異なるCMを見て、いろんなことに気づかされた】
年代の異なるCMを視聴してみて、社会の変化とともにCMも変わってきているなと感じました。やはり、十数年前は男女の役割がCMにも強く出ていたが、最近のCMは男女の役割にとらわれないCMに変わってきていました。毎日、テレビなどでメディアに触れていてもあまり気づかない部分を、今日の講座で発見できました。

今まで何気なく見ていたCMに、時代の色が濃く出ていた。女性の家事従事から、男性の家事参加やパートナーへの思いやりを前面に出したCMが多くなってきていると感じた。現在のCMのほうが好感がもてた。

CMの中で、その時代の男の人と女の人の位置が見えてきた。最近のに比べると、女性の体を使ったCMが多いと感じた。ちょっと“差別”を感じる。

CMをいくつか見たけど、男女差別的なものって結構あるんだなーって思った。水着や下着でなくても、台所のシーンや洗濯のCMなど、暗に「家事は女」っていう先入観もあるんじゃないかと思った。今まで何となく見ていたCMも、これからは、もっと注意深く見ていきたいと思う。

CMによる差別というものについて考えさせられました。
男女仲良くしている家事はよいものですね。

年代によるCMの違いが面白かった。「今」のCMも興味をもって見てみたい。

【もっと時間が欲しかった】
男と女とについて何となくわかったように思うが、またそこに疑問も出てきて、深い…。もっと時間が欲しいと思いました。午前・午後通しても楽しかったのかもしれない。

時間が足りなかった。もっと講師の話を聞きたかった。

せっかくの機会でしたので、もう少し時間をかけていろいろさまざまなお話を聞ければなあと思いました。

メディアやポルノについて、もっと時間があったらよかったです。

ワークショップを取り入れるのであれば、時間が足りない。

【その他の意見】
最初は10年以上前のジェンダー理論など出て、これで1時間半もつかなと思いましたが、後半になって話が盛り上がってきて、安心して聞けました。

「性という漢字は、心が生きると書く」という講師の言葉を聞いて、目からウロコでした。性って、心があって人権があって愛があるものであれば、決してイヤらしいものではないんだなーって感じた。

世の中、環境がどんどん変わっている、それもよくないほうに。しかし、一方で、よい方向へ取り戻そうとすることも大切だということも、再認識させられました。多様性が認められるようになった社会の中で、いかによく生きるか、帰ってよく考えてみたいと思います。

【異見】
生まれてきた時代・環境がよかったのか、女性に生まれてきて差別を感じたことはありませんでした。今日の講座に参加して、自分の知らないことがたくさんあると思いました。今の生活で不満を感じることは、家事と育児の負担で“私ばかり…”と思ってしまいますが、育児や家事をやらなければ、それでは誰がするのか…夫が働かなければ誰が働き生活を支えるのか…私が働くことが子どもや家にとっていちばんよいかたちになるのか…。
女性を主張することはよいことだと思いますが、“男なんて!”と主張しすぎず、バランスよい“共同参画”を目指していけたらと思いました。

コマーシャルでの男女差は当然あるべきで、@男女のニーズの反映Aアイキャッチャーの効用が男女で違うのだから。その差を分析している活動は、興味・趣味から始まっているのかもしれませんが、継続して結果をあらわしていただきたい。このようなテーマを含めて、男女差を考える機会をいただき、ありがとうございました。

【疑問】
「CMの中の女と男」をビデオで見て気がつくことと、連続講座のテーマの「オンナ・性・カラダ」へのつなぎがよくわからない。企画意図と講師の考えがマッチしてないように感じた。

ジェンダーとメディア/CM

ジェンダーとメディア/CM関連講座・今後の予定

これまでに行ってきたジェンダーとメディア/CM関連講座
2010(H22)年〜
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〜1990(H2)年

ジェンダーとメディア/CM 基本的な文書
日本女性会議2009さかい 第13分科会「メディアにおけるジェンダー」 関係用語ミニ解説(2009.10)
「メディア・リテラシーのこれまでとこれから」(2002)(3.19MB)
「北京女性会議 行動綱領・戦略目標と行動・「女性とメディア」」(2.08MB)

ジェンダー統計(総務省 統計局)

ジェンダーとメディア/CM 吉田清彦論稿集
「報告 性情報と若者たちの性意識・性行動」(「季刊 セクシュアリティ」bW 2002.10)(3.71MB)
関連記事:Seikyokyo/“人間と性”教育研究協議会/『季刊セクシュアリティ』最新刊
関連記事:Seikyokyo“人間と性”教育研究協議会/性教育関連論文/性と生を自己実現していくために 佐藤明子/メディアの中の性(2004)
「雑誌を使ったメディア・リテラシーの方法(いろいろ)」(メンズ・センター メディアの男性像プロジェクト 編集・発行「男性雑誌とジェンダー」2000.6)(7.78MB)
「メディアを批評的に読み解く」(「神戸新聞」1997年11月28日)
「さようなら男らしさ 第6回 CMのなかの男たち」(「週刊金曜日」第195号 1997.11.14)
「買春について」(「神戸新聞」1997年10月3日)
「メディアと男のセクシュアリティ」(「神戸新聞」1997年9月5日)
「メディアの中の男らしさ」(メンズセンター編『男たちの「私」さがし ジェンダーとしての男に気づく』かもがわ出版 かもがわブックレット104 1997年6月)(2.65MB)
関連記事:メンズセンター編『男たちの「私」さがし―ジェンダーとしての男に気づく』(斉藤正美、1997)
「新聞広告の中の父親像(「父の日広告」を中心に 「メディアの男性像」プロジェクト例会報告に変えて」(メンズセンター「メンズネットワーク」1996年)
「テレビCMの中の父親像」(「京都新聞」1995年11月22日)
「作られる「男らしさ」「女らしさ」 メディアの中の性差別」(関西大学人権問題委員会「「ひと」の権利」第2号 1992.3)(3.60MB)
「CMの中の女と男」(1)〜(10)(「新しい家庭科―We」1986年4月号〜1987年2-3月号連載)(4.82MB)
「テレビCMは変えられるか」(「コマーシャルの中の男女役割を問い直す会 会報」bQ 1985.7.15)(4.15MB)

講演録:「“マスメディア”をジェンダーの視点で見る 〜コマーシャルの中の男女共同参画〜」(大阪府生活協同組合連合会 2005年度 ジェンダーフォーラム協議会 学習会/2006年3月13日)
1.すべてはメディアを通してやってくる(6.45MB)
2.メディアの力(5.49MB)
3.テレビCMとジェンダー(5.43MB)

平成14年度男女共同参画フォーラム 第3分科会「さまざまな表現の中での女性と男性の人権について考える」(「男女共同参画フォーラム〈京都市〉報告書」)(2002.12.20)

コマーシャルの中の男女役割を問い直す会
「コマーシャルの中の男女役割を問い直す会 活動の記録(95年〜01年)」(「会報」10 2004.8)
「インタビュー記録 「コマーシャルの会」のこれまでと、これから」(「会報」bX 1995.11)(6.61MB)
「特別報告 北京会議のNGOフォーラムでのパフォーマンス」(小川真知子)(「会報」bX 1995.11)
メディア総合研究所/市民団体紹介(2002年6月現在)
ウィキペディア フリー百科事典/1984年の日本の女性史/この年

ジェンダーとメディア/CM 関連記事
「男の裸 美しければいいのかな!?」(「毎日新聞」2010年2月15日夕刊「特集ワイド」)
関連記事:Seesaa BLOG/恋するニュース/ヌードといえば女という時代は終わり、男の裸が売り物になっているらしい
TransNews Annex:[生活探偵] 「食べる人」から「育児パパ」へ どう変わった?CMの家族像(読売 2005/07/06朝刊)
「・・落書」ネタ帳:「CM:男女関係分析「家事をする男性」に好感−市民団体が調査」(「毎日新聞」2004年11月19日 大阪朝刊)
「CMの世界に異変!? 男性が料理・洗濯…」(「東京新聞」2004年10月17日)
「男女の役割、CMで変化 夫が料理や洗濯 「男も家事」自然に 価値観変化、現実より進む?(「日本経済新聞」2003年8月15日夕刊)
けとば珍聞2000年1月号/Vチップ(小矢野哲夫、2000.1)
伊藤洋子「広告考現学 男だけのCMづくりはもう古い サントリー、ニッカウヰスキー」(「月刊公論」1990年5月号)(4.15MB)

ジェンダーとメディア/CM 資料関連記事
杉野 勇/2010年度 前期 学部ゼミ「ジェンダー論演習T」で取り上げた文献リスト
北星学園大学ジェンダー研究会のひろば/リスト/ブックリスト
奈良大学社会学部 間淵領吾「TVCMと性別役割」(2001.5.8)
ドーンセンター/出版物(Dawn Hand Book)『メディア・リテラシーとジェンダー』(2000.3)
DIJ(ドイツ−日本研究所)−メディアがつくるジェンダー 日独の男女・家族像を読みとく(1998)

市民メディアネット
「1年間、ようがんばった!!(総会&忘年会の報告)」(「市民メディアねっと News letter 4(2001年 冬号))(2001年1月16日)

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