ジェンダーとメディア/CM講座 受講者の感想

 講座企画塾 HOME > ジェンダーとメディア/CM > ジェンダーとメディア/CM講座 受講者の感想

守口市教職員組合 青年部・女性部共同企画 守教組 組合講座「テレビCMから読み解くジェンダー 〜CMの中の女と男、大研究!!〜」(2011年1月29日(土)) 受講者の感想

受講者 50人、記入者 41人

【とても興味深い学習会でした】
CMの力は社会に影響を与えることがよくわかりました。ひとつひとつのコマーシャルをジェンダーの視点で見たことがなかったので、今回、とてもおもしろかったです。情報がたくさん流れている現代社会を私たちは、必要なもの、不要なものをわけて、うまく取り入れていかなければならないと思いました。興味深い学習会でした。

長い時間にもかかわらず、あっという間でした。資料、映像、討議、質問など、講義内容が盛りだくさんに組み込まれていたので、主体的に参加できました。CMのメッセージをこのような方向から見るとおもしろいし、考えさせられました。

「コマーシャルを見る楽しさ」と批評することを学びました。「思い込み」に縛られていることに気づきました。とてもよい学びになりました。

無意識でいることと、意識の植え付けの悪を感じました。意識することの大切さを学びました。

【とても楽しく学べました】
いつも何気なく見ているCMが、こんなにも深く作られているんだなと思い、今日からまた違った視点で見られると思いました。2時間、わかりやすく、楽しいお話をありがとうございました。

とても楽しく、わかりやすく、おもしろく、時間があっという間に過ぎました。CMがこんなにも男女差別的なものがあると思いませんでした。現代は平等になってきたとはいえ、まだまだ不平等な面もありました。

CMをジェンダーの視点であらためて考えるいい機会になった。講師先生のテンポのいい会話・進行で、楽しく学習ができ、参加してよかったと思った。

家庭科の男女共修の意義をあらためて感じました。ジェンダー意識があると思っていたのですが、今日の学習会でさらに勉強させられました。とても楽しかったです。

【CMについて、いろんなことを学ぶことができました】
普段、何気なく見ているCMも、よくよく見てみるといろいろな裏があり、企みや影響があるのだと、あらためて知りました。ジェンダーについて考えられるいい機会となりました。

以前も、女性部のアンケートか何かで、同様の視点でCMからジェンダーの変遷を考える機会がありました。いろいろ、視点をきちんともつことの大切さとともに、提案型という発想も学びました。ジェンダー、メディア・リテラシーと学べてよかったです。今後、男女共生教育に生かしていけるようにできたらと思います。

CMのなかの男女差別的なことは以前から気になっていましたが、あらためて詳しく学習することができて、よかったです。

今日はどのような話が聞けるのかを楽しみにして来ました。普段、何気に見ているコマーシャルが、見方を変えると、いろんなものが見えてわかってくるのが、とても勉強になりました。とても楽しかったです。

短い時間でしたが、楽しく、多くのことを学ぶことができました。自分たちがジェンダーに振り回されて、見えないことがあると感じました。

【CMの変遷が興味深かった】
いろいろな昔のCMが見られてよかったし、よく見てみると、こんなにジェンダーについて考えさせられるのだと関心がもてました。時代が移り変わるにつれ、女性はこうでないといけない、男性はこうでないといけないというのがなくなり、よいと思いました。

大変楽しい2時間だった。今、あらためて20年前からのCMを比べてみると、時代の流れに沿ってCMの内容も変わっているのだということがわかり、とてもおもしろかったです。これからCMも単に見るのではなく、批評的に見ていこうと思います。

2時間、興味深く過ごせました。1992〜93年のCMでは、こんなひどいCMがあったのか〜と思うほど、ビックリしました。それが、2000〜2003年版になると、女性と男性の役割が平等になっていく様子が見えて、社会の変化がよくわかりました。その時代の“常識”というものに自分が影響されていることにも気づきました。

これまでCMをあまり意識して見ていませんでしたが、今日、古いCMから新しいCMまで見せていただいて、ジェンダーを意識したCMが増えていることがよくわかった。私自身がまだまだ男として・女としてという役割にとらわれて、自然と差別してしまっていることに気づかされました。おもしろかったです。

【これからコマーシャルの見方が変わりそう】
ジェンダーを考えるきっかけとしてCMから見ていくというのは、とっつきやすく、おもしろかったですし、子どもたちにも伝わりやすいものだなと思いました。いろいろな角度からジェンダーを考えるきっかけとなりましたし、今後、CMを見る楽しみも増えました。

メディア・リテラシーとはメディアを批評的に読み解き、活用する能力のこと。あらためてメディアのこと、ジェンダーのことを考えるよい機会となりました。これから、注意してコマーシャルを見てみようと思いました。

今日からCMを見る時点が変わりそうです。とてもおもしろく、楽しいお話をありがとうございました。

【新たな視点をもつことができました】
あっという間の2時間でした。普段、見ているCMから、いつのまにかジェンダーにおかされていることに気づかされました。私はいいなと思ったCMがユニチャーム・リハビリパンツでした。公文のCMも、吉田さんの話を聞いて、とってもいいものだと感じました。新たな視点をもてて、とってもうれしいです。

ジェンダーについて、よくわかっているつもりでしたが、新たに学ぶ部分もあり、とても参考になる講義でした。

「ジェンダー」は大学の講義で学習し、ある程度知っているつもりでしたが、今回、あらためて、新しい視点ができたと思います。

懐かしいCMをたくさん見て、新しい発見や見方ができて、とてもおもしろかったです。女性と男性が平等にというのは、まだまだ難しいなあと感じました。

【自分の中のジェンダー意識に気づきました】
普段、何気なく見ていたCMがじっくり見るといろんなことが見えてきた。ジェンダー、ジェンダーというが、自分の中に男・女という昔からのイメージがあることも思い知らされた。こういう機会があってよかったです。楽しく参加させていただきました。

男性、女性それぞれ、自分が思い込んでいるところがあると思いました。女性が今のように働く人が多くなる過程にはいろいろあるのだと、CMを見てもよくわかりました。

どう考えても裸は商品に関係ないと思うようなものはおかしいと感じましたが、さらっとCMを流しているのを自分で勝手にイメージを作り上げて見ているのだということにも気づかされました。

自分自身がジェンダーの視点でものごとを逆に見ている。(ハウスカリー工房のCMで)女性が実際はズボンなのにスカートだと思っているというのは、おもしろいなぁと思いました。

普段はCMが流れるとチャンネルを変えてしまうのですが、見る視点によってとてもよい教材に変身するというのが大発見です。身近なものだからこそ、しっくりと伝わってきました。男女平等ということは頭にはあるのですが、自分がいかに気にせずに昔からの考え方にとらわれているかがわかりました。

【ジェンダーについて、これからも考えていきたい】
知らない間にジェンダーにおかされているのを強く感じました。すべてを受け入れずに、いろんな視点でものごとを見ていきたいと思いました。

CMからジェンダーを読み解くということで男女の性役割分担が自分のなかに刷り込まれていることがよくわかりました。男らしさ、女らしさとは何か、また、生活のなかで考えていこうと思いました。

先入観をもってCMを見ている自分に気づきました。これから、子どもたちと向き合う場面だけでなく、自分の生活でも男らしさや女らしさを考えていきたいと思います。

【いろいろ考えるきっかけになりました】
身の回りの事象について、まず気づくこと、そして、おかしいと感じれば働きかけをすることが大切だと、あらためて感じました。組合運動について、抗議ばかりするのではなく、提案していくことも大切だと思いました。

講師との受け答えもあり、よかったです。一方的な講義でなく、話し合いもあり、自分の意見が言えたり、人の意見も聞けたりして、充実しました。 自分の知らないうちに植え付けられている概念があったことに気づかされ、これからいろいろなものを見たり、聞いたりしていくなかで、感覚を鋭くしていこうと思いました。

2001年から就職したので、社会全体が男女平等に向かっていった時代のはずですが、今日の講義を聞いていると、「う〜ん、先入観、いろいろあったのだな…」とわかりました。昨年、男の子が生まれ、今年から仕事復帰した身なので、自分の親や夫の親の世代間のギャップに驚いたところもあり、いろいろと現実問題として戦っているところです。これからもいろいろな考えに触れて、教師としての仕事と子育て、両方に生かしていきたいです。

【これからの授業に生かしていきたい】
先日、授業で、ジェンダーに関わる授業をしました。そのなかで、「女の子やねんから、家の手伝いをしなさい」という言葉について取り上げ、子どもたちにどう思うか聞いたところ、子どもたちは「女とか関係ない」と言っていました。いろいろな話をするなか、子どもたちのなかにジェンダーの意識は私が思うよりはあまりないように感じました。逆に、私たち大人のほうが意識が強いように感じました。私自身、男が働いて、女は家事という構図には疑問を感じます。でも、どこかで、そういう意識をもっていることも感じています。案の定、今日のでよくわかりました。今日の学習会に参加して、それは幼い頃から無意識に刷り込まれてきたからなんだと思いました。これまで「メディア・リテラシー」を意識したことはなかったですが、子どもたちにとって必要な力だと感じました。これから、意識的に学習に取り入れていきたいと思いました。

私は学校での性教育で、男は○○、女は○○と決めつけるなと言ってますが、今回のようにCMを使って授業をするのもおもしろそうだと思いました。今後の参考にさせていただきます。

今日の話を聞いて、自分の意識のなさ、無意識の怖さを実感しました。子どもに今日の話をしていきたいと思います。

【その他の意見】
CMをいろんな角度から見るのはおもしろい!! お互いが対等であれば、専業主婦も専業主夫も認められてよいと思っている。

男性と女性はやはり完全には平等ではないので(体のつくり的に)、ジェンダーの問題は難しいです。ジェンダーを気にしないようにしようと気にしている。私は今、そんな状況です。

CMのなかでのジェンダーというのは、なかなか改善されないのは、ある程度、仕方のない面がある。作り手=売り手であり、商品のターゲットを絞りたいか、あらゆる層をターゲットにしたいか、ターゲットとなる層を広げたいのか、または企業イメージアップか…そのような思惑が渦巻いているのがCMである。メディアは新聞、ラジオなどだけでなく、普段の会話もメディアだと言える(メディア・リテラシーの定義とすれば)。そのことを考えると、考えているだけでなく、言葉として話したり書いたりすればメディアとなる。普段から、さまざまなことを気をつけて情報を受信・発信しなければならないということである。あなたも私もということですが…

最近のCMは男性の家事を強調するあまり、かえって平等の観点から外れてしまっているのではと感じました。

視覚的に訴えるものがたくさんあり、とてもわかりやすい講義でした。普段から見ているCMの中に隠れているジェンダー問題を、意識して見てみようと感じました。ただ、講師の方の質問は答えにくいものもあり、なんだか落ち着かない講義でした。しかも、ところどころそれこそジェンダー差別だと思うようなコメントがあって、違和感も覚えました。

興味深い内容でした。普段、気づかずに過ごしている視点でCMを見ることができ、脳が活性化しました。ただ、講師の方の進め方についていけませんでした。


ジェンダーとメディア/CM

ジェンダーとメディア/CM関連講座・今後の予定

これまでに行ってきたジェンダーとメディア/CM関連講座
2010(H22)年〜
2007(H19)年〜2009(H21)年
2006(H18)年
2005(H17)年 2004(H16)年
2003(H15)年 2002(H14)年
2001(H13)年 2000(H12)年
1999(H11)年 1998(H10)年
1997(H9)年  1996(H8)年
1994(H6)年・1995(H7)年
1991(H3)年〜1993(H5)年
〜1990(H2)年

ジェンダーとメディア/CM 基本的な文書
日本女性会議2009さかい 第13分科会「メディアにおけるジェンダー」 関係用語ミニ解説(2009.10)
「メディア・リテラシーのこれまでとこれから」(2002)(3.19MB)
「北京女性会議 行動綱領・戦略目標と行動・「女性とメディア」」(2.08MB)

ジェンダー統計(総務省 統計局)

ジェンダーとメディア/CM 吉田清彦論稿集
「報告 性情報と若者たちの性意識・性行動」(「季刊 セクシュアリティ」bW 2002.10)(3.71MB)
関連記事:Seikyokyo/“人間と性”教育研究協議会/『季刊セクシュアリティ』最新刊
関連記事:Seikyokyo“人間と性”教育研究協議会/性教育関連論文/性と生を自己実現していくために 佐藤明子/メディアの中の性(2004)
「雑誌を使ったメディア・リテラシーの方法(いろいろ)」(メンズ・センター メディアの男性像プロジェクト 編集・発行「男性雑誌とジェンダー」2000.6)(7.78MB)
「メディアを批評的に読み解く」(「神戸新聞」1997年11月28日)
「さようなら男らしさ 第6回 CMのなかの男たち」(「週刊金曜日」第195号 1997.11.14)
「買春について」(「神戸新聞」1997年10月3日)
「メディアと男のセクシュアリティ」(「神戸新聞」1997年9月5日)
「メディアの中の男らしさ」(メンズセンター編『男たちの「私」さがし ジェンダーとしての男に気づく』かもがわ出版 かもがわブックレット104 1997年6月)(2.65MB)
関連記事:メンズセンター編『男たちの「私」さがし―ジェンダーとしての男に気づく』(斉藤正美、1997)
「新聞広告の中の父親像(「父の日広告」を中心に 「メディアの男性像」プロジェクト例会報告に変えて」(メンズセンター「メンズネットワーク」1996年)
「テレビCMの中の父親像」(「京都新聞」1995年11月22日)
「作られる「男らしさ」「女らしさ」 メディアの中の性差別」(関西大学人権問題委員会「「ひと」の権利」第2号 1992.3)(3.60MB)
「CMの中の女と男」(1)〜(10)(「新しい家庭科―We」1986年4月号〜1987年2-3月号連載)(4.82MB)
「テレビCMは変えられるか」(「コマーシャルの中の男女役割を問い直す会 会報」bQ 1985.7.15)(4.15MB)

講演録:「“マスメディア”をジェンダーの視点で見る 〜コマーシャルの中の男女共同参画〜」(大阪府生活協同組合連合会 2005年度 ジェンダーフォーラム協議会 学習会/2006年3月13日)
1.すべてはメディアを通してやってくる(6.45MB)
2.メディアの力(5.49MB)
3.テレビCMとジェンダー(5.43MB)

平成14年度男女共同参画フォーラム 第3分科会「さまざまな表現の中での女性と男性の人権について考える」(「男女共同参画フォーラム〈京都市〉報告書」)(2002.12.20)

コマーシャルの中の男女役割を問い直す会
「コマーシャルの中の男女役割を問い直す会 活動の記録(95年〜01年)」(「会報」10 2004.8)
「インタビュー記録 「コマーシャルの会」のこれまでと、これから」(「会報」bX 1995.11)(6.61MB)
「特別報告 北京会議のNGOフォーラムでのパフォーマンス」(小川真知子)(「会報」bX 1995.11)
メディア総合研究所/市民団体紹介(2002年6月現在)
ウィキペディア フリー百科事典/1984年の日本の女性史/この年

ジェンダーとメディア/CM 関連記事
「男の裸 美しければいいのかな!?」(「毎日新聞」2010年2月15日夕刊「特集ワイド」)
関連記事:Seesaa BLOG/恋するニュース/ヌードといえば女という時代は終わり、男の裸が売り物になっているらしい
TransNews Annex:[生活探偵] 「食べる人」から「育児パパ」へ どう変わった?CMの家族像(読売 2005/07/06朝刊)
「・・落書」ネタ帳:「CM:男女関係分析「家事をする男性」に好感−市民団体が調査」(「毎日新聞」2004年11月19日 大阪朝刊)
「CMの世界に異変!? 男性が料理・洗濯…」(「東京新聞」2004年10月17日)
「男女の役割、CMで変化 夫が料理や洗濯 「男も家事」自然に 価値観変化、現実より進む?(「日本経済新聞」2003年8月15日夕刊)
けとば珍聞2000年1月号/Vチップ(小矢野哲夫、2000.1)
伊藤洋子「広告考現学 男だけのCMづくりはもう古い サントリー、ニッカウヰスキー」(「月刊公論」1990年5月号)(4.15MB)

ジェンダーとメディア/CM 資料関連記事
杉野 勇/2010年度 前期 学部ゼミ「ジェンダー論演習T」で取り上げた文献リスト
北星学園大学ジェンダー研究会のひろば/リスト/ブックリスト
奈良大学社会学部 間淵領吾「TVCMと性別役割」(2001.5.8)
ドーンセンター/出版物(Dawn Hand Book)『メディア・リテラシーとジェンダー』(2000.3)
DIJ(ドイツ−日本研究所)−メディアがつくるジェンダー 日独の男女・家族像を読みとく(1998)

市民メディアネット
「1年間、ようがんばった!!(総会&忘年会の報告)」(「市民メディアねっと News letter 4(2001年 冬号))(2001年1月16日)

新聞切抜貼

広告景気年表(電通)

サイトマップ


吉田清彦プロフィール(各種講座講師実績豊富)
 E-mail:ptokei04@s5.dion.ne.jp
 TEl/FAX:06-4980-1128
 携帯番号:080-5709-1944


     

TOP

by 講座企画塾